「少年野球って、親の負担がすごいらしい」——入団を考えていると、必ず耳に入ってくる話だと思います。実際のところ、どうなのか。野球経験ゼロで息子を年中に入団させて、今年で3年目の私が、正直にお話しします。
結論から言うと、大変なことは、あります。暑さも、お金も、まる一日の拘束も。でも、それ以上に「なんだかんだ楽しくやっている」というのが本音です。これから入団を迷っている方の、覚悟の参考になればうれしいです。
少年野球はとにかくお金がかかる
お金は、めちゃくちゃかかります。グローブ・スパイク・バットといった道具はもちろん、地味に効いてくるのが遠征のガソリン代。試合のたびに遠くまで運転するので、ガソリン代だけでけっこうな額になります。
さらに、高学年になって全国大会のレベルになると、遠征や宿泊で6桁かかるという話も聞きます(チームや所属によって全然違うようですが)。今からちょっと怖いです。
我が家の節約の工夫といえば、朝が早い日もコンビニに寄りたい気持ちをぐっとこらえて、おにぎりを多めに握っていくこと。忘れ物を1個でもするとコンビニに走るはめになり、結局ついで買いで余計な出費になるので、持ち物Todoを作って毎回チェックしています。3年やって節約のコツはだいぶ掴みました。……でも、お金がかかるのは変わりません!

夏も冬も、そして一日がかりの付き添い
屋外スポーツなので、暑さも寒さも、地味に親の負担です。真夏のグラウンドは選手と同じくらい親も消耗するし、冬は冬で底冷えがこたえます。

特に夏は、氷を大量に用意するのが大変。前日のうちからアイスボックスに氷を仕込んでおいて、当日の朝にできた分も追加で持っていきます。飲み物の保冷から子どもの体を冷やすまで、夏の氷はいくらあっても足りません。このあたりの暑さ対策グッズは、別記事に詳しくまとめています。
▶ 少年野球の暑さ対策グッズ7選|炎天下で母が生き残った装備
あと、地味にきついのがまる一日の付き添い。朝早めに行っての準備自体は、みんなで協力してやるので大したことないんです(普段から早めに行ってお当番さんの準備を手伝っているので、いつもと変わらない感覚)。きついのはむしろ、下の子。うちは妹が5歳で、一日中グラウンドにいると飽きてしまうので、そこの相手が地味に大変だったりします。
遠征は、自分で運転して連れていく
「車出し」がチームの負担としてよく語られますが、これは本当にチームによります。クラブチームでも車出しがあるところはあるし、少年団でも車出しがないところもある。うちはクラブチームで、当番制の車出しはありません。
その代わり、どんなに遠い遠征先でも、自分の子は自分で連れていくのが基本です。これが、私には地味にハードルが高くて——実は私、免許をとってまだ1年ちょっと。遠出の運転は、毎回かなり緊張します。
なので私の対策は、とにかく準備でカバーすること。難しい分岐や駐車場の場所は、事前にしっかり調べて頭に入れておく。出発も、集合時間よりだいぶ早めにします。おかげで遅刻は今のところゼロ。なんなら、一番乗りすることも多いです(笑)。

シングルマザーでも少年野球はできる?
我が家はシングル家庭です。「ひとり親で、少年野球なんて回せるの?」と不安に思う方もいると思います。
正直に言うと、私は人に頼るのがあまり得意ではなくて、誰かに送迎や当番を代わってもらう、ということはほとんどしていません。でも、それでも何とかなっています。秘訣は、結局のところ早め早めの段取り。運転も準備も、時間に余裕を持って動けば、意外となんとかなる。こんなズボラな私でもできているので、たぶん大丈夫です。
もちろん大変な日もありますが、「シングルだからできない」ということは、少なくとも我が家ではありませんでした。同じ立場で迷っている方の、参考になれば。
親同士の人間関係と、つぶれる週末
たくさんメンバーがいれば、当然いろんなお母さんがいます。正直、ちょっと苦手だなと感じる人がいないわけでもありません。でも不思議なもので、そういう相手とも、子どもの野球の話題ならすんなり話せたりするんです。共通の話題があるって、こういうとき強いなと思います。ただ、うちはクラブチームということもあって、野球に対する方向性が近い家庭が多く、ネットでよく見るような父母トラブルに比べたら、かなり穏やかな方かもしれません。
そして週末。土日はまるごと野球で埋まります。とはいえ、子どもが小さいうちは、もともと自分の時間なんてないですよね。だからそこは、正直あまり気になりませんでした。3年目の今はもう生活の一部。むしろ練習が急に雨で中止になると、「え、今日何しよう…」と逆に手持ち無沙汰になるくらいです(笑)。そして結局、家で自主練。結局、野球。息子も同じです。ただ、下の娘は退屈してしまう日もあるので、息子の練習中に、普段は行かない公園や図書館、児童館に連れていったりしています。
入団前の不安 vs 3年目の今
正直に言うと、私は入団前、不安すらありませんでした。でもそれは肝が据わっていたからではなく、何も分からなさすぎて、何を不安に思えばいいのかさえ分からなかったから。野球のルールも、親が何をするのかも、本当にゼロからのスタートでした。
そもそも私、家事全般が苦手。最初は、差し入れのおにぎりをどれだけ作ればいいのかすら分からず、しかもなぜか張り切って、かわいいフィルムで一つひとつ包装して15個とか作っていました。おにぎりを握るだけで、朝1時間近くかかっていた頃もあります(今思えば、そんなに気合を入れなくてよかった…)。そんなレベルからのスタートです。
▶ ちなみに今は、あの頃みたいに気合いを入れず、夏の差し入れはスープジャーの自作フローズンヨーグルトやズボラ軽食でラクをしています。がんばりすぎて疲れる前に、ぜひ。
そんな私を救ってくれたのが、優しい先輩ママたちです。持ち物も、当番のことも、その都度いろいろ教えてもらいました。3年目の今でも分からないことはたくさんありますが、まあ、なんとかなっています(笑)。唯一の誤算は、こんなにお金がかかるとは思っていなかったこと。でもそれも、慣れてくると必要なものが揃ってきて、節約のポイントも見えてきて、だいぶ落ち着いてきました。
それでも続ける理由|頑張る息子と、まとまる家庭
ここまで大変なことばかり書いてきましたが、それでも続けている理由は、とてもシンプルです。
息子が、野球が大好きだから。泥だらけになって、暑い中も寒い中も一生懸命ボールを追いかける姿を見ていると、応援せずにはいられません。そして気づけば、家族みんなが野球を中心にまとまっています。週末の予定も、会話も、生活のリズムも、ぜんぶ野球。
つらいことも、お金がかかることも、確かに多いです。でも、なんだかんだ言って、家族で楽しくやっている。それが、続けている一番の理由です。
まとめ|大変だけど、無理じゃない
少年野球の親は大変か、と聞かれたら、答えは「大変。でも、無理じゃない」です。お金も、暑さ寒さも、運転も、確かに負担はあります。でも、ひとつずつ工夫していけば、ちゃんと回せます。野球経験ゼロのシングルマザーでも、3年続けてこられました。
これから入団を迷っている方の、背中をそっと押せたらうれしいです。具体的な持ち物や準備は、こちらの記事も参考にどうぞ。
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よくある質問
Q. 少年野球は本当に親の負担が大きいですか?
A. 大変なことは、あります。お金も、暑さ寒さも、まる一日の付き添いも。ただ3年やった正直な答えは「大変。でも、無理じゃない」です。ひとつずつ工夫していけば、ちゃんと回せます。
Q. いちばんお金がかかるのは何ですか?
A. グローブ・スパイク・バットといった道具はもちろんですが、地味に効いてくるのが遠征のガソリン代です。試合のたびに遠くまで運転するので、それだけでけっこうな額になります。高学年で全国大会のレベルになると、遠征や宿泊で6桁かかるという話も聞きます(チームや所属によって全然違うようです)。
Q. 車出し当番はありますか?
A. これは本当にチームによります。クラブチームでも車出しがあるところはありますし、少年団でも無いところもあります。わが家はクラブチームで当番制の車出しはありませんが、どんなに遠い遠征先でも自分の子は自分で連れていくのが基本です。
Q. シングル家庭でも少年野球はできますか?
A. わが家はシングルですが、3年続けてこられました。私は人に頼るのがあまり得意ではなくて、送迎や当番を代わってもらうことはほとんどしていません。それでも何とかなっています。秘訣は結局、早め早めの段取りです。運転も準備も時間に余裕を持って動けば、意外となんとかなります。
Q. 親同士の人間関係が心配です。
A. たくさんメンバーがいれば、正直ちょっと苦手だなと感じる人がいないわけでもありません。でも不思議なもので、そういう相手とも子どもの野球の話題ならすんなり話せたりします。うちはクラブチームということもあって野球への方向性が近い家庭が多く、ネットでよく見るような父母トラブルに比べたら、かなり穏やかなほうかもしれません。
Q. 下の子がいても大丈夫ですか?
A. ここは正直、地味に大変なところです。うちは妹が5歳で、一日中グラウンドにいると飽きてしまうので、その相手が負担になります。息子の練習中に、普段は行かない公園や図書館、児童館に連れていったりして過ごしています。

