「こどもちゃれんじbaby、赤ちゃんに必要なのかな?」
まだ寝返りもしない子に、毎月おもちゃが届く。おもちゃなら市販でも買えるし、絵本も自分で選べる。わざわざ受講する意味があるのか——迷いますよね。
わが家は、上の子も下の子もいちばん最初の「特別号」(〜5か月)から始めました。そして2人とも、そこから切れ目なく今まで続いています。上の子は小2でチャレンジタッチ、下の子は年長です。
この記事では、その0歳期に実際によく遊んだ教材と、母がハズしたものを正直に書きます。そして最後に、教材とはまったく関係ない、いま小さいお子さんを育てている方にいちばん伝えたいことを書きます。
・よく遊んだのはジム・マジックテープの仕掛け絵本・ボールを入れると音楽が鳴るおもちゃの3つ。
・仕掛け絵本は2人あわせて5年くらいお世話になりました。
・ハズレもありました。母が「絶対よろこぶ!」と思った布絵本は、2人ともハマりませんでした。
・それでもわが家は「得」だと思っています。理由は、外れた分も含めて「うちの子が何を好きか」が分かったから。
・0歳の教材は、学ばせるものというより「わが子を知る手段」でした。
わが家は「特別号」から始めました
こどもちゃれんじbabyには、いちばん最初に受けられる特別号があります。わが家は上の子も下の子も、この〜5か月の特別号からスタートしました。
なぜそんなに早かったのかというと、教育熱心だったからではありません。「子どもが生まれたらちゃれんじ」と、なんとなくずっと思っていたからです。私自身が小さいころ進研ゼミをやっていたので、そういうものだと思い込んでいました。
そして2人とも、そこから一度も切らずに今まで続いています。上の子は7年、下の子も年長まで。0歳で始めたものが、そのまま今の勉強につながっているのは、正直やってみるまで想像していませんでした。
実際によく遊んだ教材3つ(当時の話です)
たくさん届いたはずなのですが、記憶にはっきり残っているのはこの3つです。逆に言うと、この3つは本当によく遊びました。
① ジム(寝っ転がって遊ぶやつ)
今でいう「6wayへんしんジム」にあたるものです。当時は名称もデザインも違いましたが、2人ともめちゃくちゃ寝っ転がって遊びました。
0歳って、まだ自分で動けません。だから「置いておくと勝手に遊んでくれるもの」の価値がものすごく高い。手を伸ばして触る、音が鳴る、それだけで機嫌がもつ時間ができます。親にとっては、その数分がありがたいんです。
② マジックテープの仕掛け絵本(木から野菜をとるやつ)
これが、いちばんの長寿命でした。
マジックテープでくっついていて、木から野菜をとれるという仕掛けの絵本です。ぺりっと剥がして、またくっつける。ただそれだけなのに、うちの子たちは何度も繰り返していました。
驚いたのは使った期間です。0歳向けの教材なのに、上の子は3歳くらいまで使っていました。0歳のころは「剥がせた!」が楽しくて、大きくなると「野菜の名前」や「おままごとの道具」として遊び方が変わっていく。1つの教材で、成長に合わせて遊び方が勝手に変わっていった感じです。
そして下の子も、同じくらいまで使いました。つまりこの1冊に、2人あわせて5年くらいお世話になっています。
さすがに最後のほうは、マジックテープがぼろぼろで、くっついているんだか取れているんだか分からない状態でした。それでも遊んでいたので、たぶん本人たちは気にしていなかったんだと思います。
そして地味に助かったのが、下の子の受講で、同じ絵本がもう一度届いたこと。ぼろぼろのを使い続けなくてよくなりました。きょうだいで受講すると、こういう「買い直さなくていい」が起きます。
市販でこういう仕掛け絵本を買おうとすると、けっこうな値段がします。毎月こういうものが届くわけではありませんが、当たりを引いたときの寿命が長いのは確かでした。
③ ケーキ型の入れ物にボールを入れると音楽が鳴るやつ
名前は忘れてしまったのですが、ケーキみたいな形の入れ物にボールを入れると音楽が鳴るおもちゃです。
「入れる」って、赤ちゃんにとってはけっこうな大仕事なんですよね。それができて、しかも音が鳴って返ってくる。分かりやすいごほうびがあるので、何度もやりたがりました。
正直に言うと、ハズレもありました:布絵本
ここは正直に書きます。
布絵本が届いたとき、私は「わ、これ赤ちゃんめちゃくちゃよろこびそ〜!」と確信していました。やわらかくて、軽くて、いかにも赤ちゃん向け。絶対いける、と思ったんです。
結果——息子も娘も、まったくハマりませんでした。
2人ともです。上の子が反応しなかったときは「この子の好みかな」と思ったのですが、下の子も同じでした。母の「よろこびそう」は、わりと外れます。
ただ、これを書いているのは失敗談として笑ってほしいからだけではありません。この「外れた」という事実自体が、あとから効いてきたからです。それは後半で書きます。
絵本は全部好きだった/DVDはあまり使わなかった
教材以外のものについても、正直なところを。
絵本は、どれも好きでした。これは意外ではなくて、わが家はもともと絵本をよく読む家です。届いた絵本が外れたという記憶がありません。
一方でDVDは、あまり使いませんでした。わが家のリズムに合わなかったのだと思います。ただし今は配信になっていて、こちらは「動画を見せる時間」に使っています。どうせ何か見せるなら、内容をいちいちチェックしなくていいものが流れているのはラクです。
「元が取れたか」=わが家は得だと思っています
ここがいちばん聞かれるところだと思うので、はっきり書きます。わが家は得だと思いました。
理由は3つあります。
① 当たりを引いたときの寿命が長い
さっきの野菜の絵本のようなものを市販で1冊買おうとすると、それなりの値段になります。それを2人で5年使いました。毎月こういうものが届くわけではありませんが、当たりが1つあれば十分もとが取れます。
② 1つ2つ外れても、他で十分もとが取れる値段
布絵本は外れました。でも、それで「損した」とは思いませんでした。全部が当たる必要はないんです。ジムと仕掛け絵本がこれだけ長く使えたなら、それでおつりが来ています。
③ 子どもの興味が分かった
そしてこれが、いちばん大きかったと思っています。
0歳の教材の本当の価値は、学ばせることじゃなかった
7年たって振り返ると、0歳期の教材の価値は「何かを学ばせること」ではありませんでした。
「うちの子が何を好きな子なのか」を知るための手段だった、というのがいちばん近い気がします。
自分で選んで買ったおもちゃだと、どうしても親の好みが入ります。私が「よろこびそう」と思ったものばかり集まる。そしてその予想は、けっこう外れる。布絵本がまさにそうでした。
毎月、自分では選ばないものが勝手に届く。その中に当たりがあり、外れがある。外れも含めて情報です。「この子はこういうのが好きなんだ」「これは意外と刺さらないんだ」が分かっていく。
0歳って、まだ言葉で好みを教えてくれません。だからこそ、親の思い込みの外側から何かが届く仕組みには、意味がありました。
いちばん伝えたいのは、教材と関係ない話です
ここまで教材の話を書いてきて、最後に正直な告白をします。
私、当時の記憶がそんなに残っていません。
0歳期の毎日が、本当にばたばたすぎたからです。何をどう遊んでいたか、どんな顔をしていたか。思い出そうとしても、嵐みたいに過ぎていったという感覚だけが残っていて、細かいことが出てこない。レビュー記事を書いている本人がこれです。
それでも当時の様子が分かるのは、動画が残っていたからです。楽しそうに遊んでいる声も、動きも、ちゃんと残っていました。
そして——この記事を書くために当時の写真や動画を探し直して、もうひとつ気づいたことがあります。
教材が写っているものが、ほとんどありませんでした。
ジムで遊んでいる写真は残っていました(別の記事で使っています)。でもそれ以外は、何で遊んでいるかが画面に入っていない。声を聞けばかろうじて分かる、という程度です。私はきっと、子どもの顔ばかり撮っていたんだと思います。
当時は「これがなくなる日が来る」なんて思わないので、記録を残す発想がありません。だから、あとから困る。
まだ小さいお子さんを育てている親御さんは、動画をたくさん撮っておいてください。写真より動画です。声も、動きも、その時期の空気ごと残ります。
そしてできれば、子どもの顔だけでなく「何で遊んでいるか」も画面に入れてください。これは私が実際に探してみて後悔したことです。
当時は「毎日同じことの繰り返し」に見えるかもしれません。でも数年後、その繰り返しがほとんど思い出せなくなります。
教材を取るか取らないかより、こっちのほうがずっと大事かもしれません。売り込みでも何でもなく、いち先輩として、本当にそう思っています。
すすめる人・すすめない人
最後に、正直な線引きを。
私からはすすめない人:育児に自信があるご家庭
これは「やらないほうがいい」という意味ではありません。自信がある方は、やるならやるで、ちゃんと理由を持って選ばれると思うんです。だから私がすすめるまでもない、というだけです。ご自身の判断のほうが、たぶん的確です。
すごくすすめる人:「とにかく何していいか分からない、でも何かしてあげたい」人
これは、0歳のときの私です。何が正解か分からないけど、この子に何かしてあげたい。その気持ちだけがあって、方法が分からない。
そういうときに、月齢に合ったものが勝手に届くのは、想像以上に助かります。選ばなくていい。調べなくていい。届いたものを渡すだけでいい。「今日はこれで大丈夫」と思える材料が毎月来るのは、あの時期の自分にはありがたいことでした。
まとめ
こどもちゃれんじbabyを特別号から始めて、2人とも切れ目なく続けた立場から、正直なところをまとめます。
- よく遊んだのはジム・マジックテープの仕掛け絵本・ボールを入れると音楽が鳴るおもちゃ
- 仕掛け絵本は2人あわせて5年くらい使った。最後はマジックテープがぼろぼろ。下の子の分で同じ絵本が届いたのが地味に助かった
- 布絵本はハズレた。母の「よろこびそう」は外れる
- それでも得だと思う。全部が当たる必要はない値段だから
- いちばんの価値は「うちの子が何を好きか分かったこと」
- 動画を撮っておいてください。0歳期の記憶は、思っているより残りません。そして「何で遊んでいるか」も画面に入れておくこと
0歳から始める意味そのものについては、7年たった立場で別の記事に答え合わせを書いています。あわせてどうぞ。
よくある質問
Q. こどもちゃれんじbabyは、いつから始められますか?
A. わが家は上の子も下の子も、いちばん最初の特別号(〜5か月)から始めました。そこから一度も切らずに今まで続いています。ただし開始できる月齢や特別号の内容は時期によって変わるので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
Q. 0歳の赤ちゃんに、教材は早すぎませんか?
A. わが家は早すぎたとは思いませんでした。0歳はまだ自分で動けないので、「置いておくと勝手に遊んでくれるもの」の価値がとても高いです。ジムのように寝っ転がって触れるものは、2人ともよく遊びました。親にとっても、その数分がありがたい時期です。
Q. 教材はすぐ飽きて、無駄になりませんか?
A. 逆に、思ったより長く使えたものがありました。マジックテープで木から野菜をとる仕掛け絵本は、0歳向けなのに3歳ごろまで使い、下の子も同じくらいまで使ったので、2人あわせて5年くらいお世話になりました。最初は「剥がせた!」が楽しくて、大きくなると野菜の名前やおままごとの道具として遊び方が変わっていきます。最後はマジックテープがぼろぼろになりましたが、下の子の受講で同じ絵本がもう一度届いたのが助かりました。
Q. 使わなかった教材、ハズレはありましたか?
A. ありました。布絵本です。届いたとき私は「絶対よろこぶ!」と確信していたのですが、息子も娘もまったくハマりませんでした。2人ともです。母の「よろこびそう」は、わりと外れます。
Q. 市販のおもちゃを買うのと比べて、得ですか?
A. わが家は得だと思っています。理由は3つ。①仕掛け絵本のようなものは市販で買うと高い②1つ2つ外れても他で十分もとが取れる値段だった③子どもの興味が分かった。全部が当たる必要はない、というのが正直な感覚です。
Q. どんな家庭に向いていますか?
A. 「とにかく何していいか分からない、でも何かしてあげたい」という方には、すごくすすめます。0歳のときの私がそうでした。逆に育児に自信がある方には、私からはすすめません。やらないほうがいいという意味ではなく、そういう方は、やるならやるで自分の理由を持って選ばれるので、私がすすめるまでもないからです。
