タカラトミーのフリップスライド。光った色に合わせてブロックをスライド&回転させる、ポータブルゲーム機くらいの大きさのパズルです。
気になって調べた方は、たぶんここで手が止まったのではないでしょうか。——対象年齢は「8歳以上」。
じゃあ、下の子には早い? きょうだいで一緒には遊べない? すぐ飽きない?——わが家には8歳の息子と、年長の娘がいます。実際に毎日遊んでいる家の話がいちばん役に立つと思うので、正直に書きます。
▼ 結論(先に言います)
・対象年齢は8歳以上。でも年長の娘も普通に遊べています(レベル5〜6まで)
・正直に言うと、いちばんムキになっているのは母です
・注意点は音。ガチャガチャ音は小さくありません
・対象年齢8歳以上だけど、年下の子でも遊べるか(年長の娘の実際)
・きょうだいで年齢差があっても一緒に遊べるか
・すぐ飽きないか(買う前にいちばん心配したこと)
・音はどれくらいうるさいか。外でも遊べるか
・車の移動中に使えるか
・ハイスコアのリセット方法(本気を出しすぎた親御さんへ)
買ったきっかけ|おもちゃ屋の見本に、一瞬で目を奪われた
きっかけは、息子の8歳の誕生日でした。
祖母と一緒におもちゃ屋さんへプレゼントを選びに行ったとき、店頭に見本が置いてあったんです。それを見た瞬間、息子の目が完全に奪われました。
もともとルービックキューブのようなパズルが好きなタイプなんです。……できないんですけどね。できないのに好き。そういう子です。
親としては正直、「これ、すぐ飽きるんじゃないかな」と心配でした。光って音が鳴る電子玩具は、盛り上がるけれど長続きしないイメージがあったので。でも本人の希望がとにかく強かったので、これに決まりました。
——結果から言うと、その心配は外れました。今も現役で遊んでいます。
フリップスライドってどんなおもちゃ?(基本情報)
先に、公式の情報を整理しておきます。
希望小売価格 3,960円(税込)
発売 2025年4月下旬
電池 単3形アルカリ乾電池2本(テスト用電池つき)
対象年齢 8才以上(パッケージ表記)
ゲームモード スピード/レベル/記憶力/マルチプレイ の4種類
遊び方はシンプルで、パネルが光る → 同じ色のブロックが隣り合うようにスライドさせて揃える、というもの。ルービックキューブほど難解ではなく、感覚的に動かせます。
※この3,960円はメーカーの希望小売価格です。実際の販売価格はもう少し安いことが多いので、購入前に各ショップで確認してみてください(価格や仕様は変わることがあります)。

4つのモード、わが家の実際の遊ばれ方
ここからが本題です。4モードそれぞれ、実際どうなのかを書きます。
スピードモード|母が本気を出してしまった結果……
買った当初、いちばん遊んだのがこれです。とにかく速く揃えてハイスコアを狙うモード。
ところが、ここで事件が起きました。私が本気でやってしまったんです。
その結果、息子がどうやってもハイスコアを更新できなくなりました。……申し訳ない。そんなわけで、今わが家のスピードモードはあまり出番がありません(笑)
電源オフの状態で、「現在のハイスコアは0」という音声が聞こえるまで、電源ボタンを約10秒長押し。これですべてのスコアがリセットされます。
……ただ、わが家ではリセットしていません。息子が「ほかのハイスコアまで消えるのは嫌だ」と言うので。おかげで、母の大人げない記録が、いまも堂々と残り続けています。
親御さんへの教訓です。ハイスコアは、そっと譲りましょう。
にゆママレベルモード|今のメイン。レベル10で親子そろって大爆笑
今いちばん遊ばれているのがこれです。レベルが上がるごとに難しくなっていく形式で、家族それぞれの到達点はこんな感じ。
👧 娘(年長) レベル5〜6くらいまで
👩 母 レベル9まで。10はクリアできません
そしてこのモード、忘れられない出来事があります。
初めてレベル10までたどり着いたときのこと。
先に仕組みを説明すると、このゲーム、制限時間は画面に表示されません。音で分かる仕組みになっています。「ぴ・ぴ・ぴ・ぴー」と鳴って、鳴り終わるまでに揃える。それだけです。
それがレベル10になると——
「ぴ・ぴー」
で、終わりです。
あまりの短さに、私と息子で大爆笑しました。「いや無理でしょ」と。この衝撃は、ぜひ一度味わってほしいです。
クリアできない悔しさより先に笑いが来る。この「無理さ」が、逆に何度も挑戦させる仕掛けになっているんだと思います。
記憶力モード|まだ難しいらしい
正直に書くと、このモードはまだ難しいようです。子どもたちは少しずつ挑戦している段階で、メインにはなっていません。
ここは無理に遊ばせず、そのうち、というスタンスでいます。
マルチプレイ|これが神モードでした
わが家でいちばん価値があると感じているのが、このモードです。3人(息子・娘・母)でよく遊んでいます。
ルールは爆弾ゲーム方式。順番に回していって、爆発したときに持っていた人がアウト。ここがよくできているんです。
・どんなに速くても、どんなに遅くても、爆発の瞬間に持っている人が負け。だから速さだけでは勝てません。
・しかも一人ひとりに課される「揃える数」が違うので、条件が毎回変わります。
・結果、毎回違うパターンで勝敗が決まる。8歳と年長と大人が、同じ土俵で本気で勝負できます。
きょうだいで年齢差があると、「上の子が強すぎて下の子が泣く」というのがお決まりのパターンですよね。このモードは、それが起きにくい設計になっています。ここは本当によくできていると思いました。
そしてもうひとつ、地味にありがたいのが1回のプレイ時間が短いこと。家事の合間に「ちょっとだけ」が成立します。「あとでね」と言わずに済むのは、親としてかなり助かっています。
年長の娘でも遊べた|いつもは泣くのに、今回は違った
対象年齢は8歳以上。だから「下の子にはまだ早いかな」と思う方が多いはずです。わが家の答えを書きます。
うちの娘は、なんでもお兄ちゃんの真似をしたがります。でも、たいていは自分にはできなくて、泣いたりすねたりして終わる——それがいつものパターンでした。
だから今回も、正直こう思っていました。「また『できない!』って泣くんだろうな」と。
ところが。
勝手にいじって、勝手にコツをつかんで、楽しく遊んでいました。
誰かが教えたわけではありません。触っているうちに自分で分かったようです。今ではスピードモード・レベルモード・マルチプレイ(兄と私と3人で)を普通にこなしています。レベルモードは5〜6まで行きます。
年長さんでも、説明なしで遊べました。これがわが家の答えです。
ただし、対象年齢はメーカーが安全面も含めて定めているものなので、「無視していい」という話ではありません。お子さんの様子を見ながら、保護者の方が判断してあげてください。(うちの場合は、兄が遊んでいるのを見て、娘が自分から触りにいきました)
いちばんの驚きは「親が飽きない」こと
そして、私にとって最大の発見がこれでした。
子ども向けのおもちゃって、だいたい親のほうが先に飽きます。「一緒に遊ぼう」と言われても、正直しんどい。付き合ってあげている、という気持ちになってしまう。心当たりのある方、多いと思います。
でもフリップスライドは違いました。大人がやっても、簡単すぎてつまらないということがないんです。(私自身もルービックキューブなどパズルが好きなタイプ、というのはあると思います)
しかも毎回違うパターンが出るので、繰り返しても飽きない。だから——
親が楽しめるおもちゃは、結局いちばん長く遊ばれます。
わが家でハイスコア事件が起きたのも、私が本気だったからです(反省)。
実は、車の移動中がいちばん活躍しています
買ってから気づいた、いちばんの使いどころがこれでした。
車で長い距離を移動するとき、子どもたちは必ず飽きます。そして飽きてくると、だいたい喧嘩が始まる。後部座席から言い合いが聞こえてきて、運転しながら「もう〜」となる。おなじみの光景だと思います。
かといって、移動のあいだじゅう動画を見せたり、ゲームをやらせたりはしたくない。それがラクなのは分かっているのですが、際限がなくなる気がして、なるべく避けたいところです。
そこで、フリップスライドでした。
座ったまま手元だけで遊べて、2人で順番に回すこともできる。車の中の「あと30分、どうしよう」を、これがきれいに埋めてくれます。動画でもゲームでもない選択肢が1つあるだけで、移動がずいぶんラクになりました。
……ただ、ひとつだけ困ったことがあります。
後ろで盛り上がっているのを聞いていると、運転している母もやりたくなるんです。混ざれないのが、地味につらい(笑)
正直に:音は、小さくありません
誇張したくないので、気になる点も書いておきます。
ガチャガチャという操作音は、決して小さくありません。静かな場所でやると、けっこう響きます。公共の場で遊ぶのは、正直きびしいと思います。電車の中や病院の待合室などは避けたほうが無難です。
ただし救いもあって、音量は選べますし、音なしにもできます。
——なのですが、ここに落とし穴がありまして。
さきほど書いたとおり、このゲームの制限時間は音でしか分かりません。音を消すと、あの「ぴ・ぴ・ぴ・ぴー」が聞こえなくなります。
そうなると——難しくなるというより、やる気がなくなるらしいです。緊張感が消えてしまうんでしょうね。子どもたちは音なしでやりたがりません。結局、家では音ありで遊ぶことになります。
「消音できるから外でもOK」と言い切れないのが正直なところです。家と、車の中で遊ぶおもちゃ——そう思っておくのがちょうどいいと思います。(車内なら家族しかいないので、音はまったく気になりません)
にゆママまとめ:きょうだい+親で本気で遊べる、めずらしいおもちゃ
- 対象年齢は8歳以上ですが、わが家では年長の娘も説明なしで遊べました(レベル5〜6まで)。※判断は保護者の方で。
- マルチプレイが秀逸。爆弾ゲーム方式+一人ずつ条件が違うので、年齢差があっても同じ土俵で勝負になります。
- 親が飽きません。大人がやっても簡単すぎず、毎回パターンが変わります。
- 買う前は「すぐ飽きるのでは」と心配しましたが、今も現役です。
- 車の移動中に強い。飽きて喧嘩が始まる時間を埋めてくれて、動画やゲームに頼らずに済みます。
- 注意点は音。消音もできますが、消すとタイムリミット音が聞こえず子どもが嫌がります。家と車の中で使うものと考えておくのが現実的です。
「きょうだいで年齢が離れていて、一緒に遊べるものが少ない」——そんなご家庭には、かなり良い選択だと思います。誕生日やクリスマスの候補として、正直におすすめできます。
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よくある質問(FAQ)
Q1. フリップスライドは何歳から遊べますか?
A. 公式の対象年齢は8歳以上です。ただしわが家では、年長の娘も誰かに教わることなく、自分で触っているうちにコツをつかんで遊んでいます(レベルモードは5〜6まで到達)。対象年齢はメーカーが安全面も含めて定めたものなので、お子さんの様子を見て保護者の方が判断してあげてください。
Q2. きょうだいで年齢差があっても一緒に遊べますか?
A. マルチプレイモードなら遊べます。爆弾ゲーム方式で「爆発したときに持っていた人がアウト」なので、速さだけでは勝てません。さらに一人ひとりに課される揃える数が違うため、毎回違うパターンで勝敗が決まります。わが家は8歳・年長・大人の3人で対等に遊んでいます。
Q3. すぐ飽きませんか?
A. わが家は買ったときに「飽きるのでは」と心配しましたが、今も遊んでいます。4つのモードがあり、レベルモードは段階的に難しくなるうえ、毎回パターンが変わるためです。大人がやっても簡単すぎないので、親も一緒に楽しめます。
Q4. 音は大きいですか?外でも遊べますか?
A. 操作音は小さくないので、公共の場では正直きびしいと思います。音量は選べて消音もできますが、このゲームは制限時間が音でしか分からないため、消すと緊張感がなくなって子どもたちのやる気がなくなるようです。結局は音ありで遊ぶことになるので、家と車の中で使うおもちゃと考えておくのが現実的です。
Q5. 車の移動中に遊べますか?
A. わが家はむしろ、車の移動中がいちばん活躍しています。座ったまま手元だけで遊べて、2人で順番に回すこともできるので、子どもが飽きて喧嘩が始まる時間を埋めてくれます。動画やゲームに頼らずに済むのが、いちばんありがたいところです。音は出ますが、車内は家族しかいないので気になりません。
Q6. ハイスコアはリセットできますか?
A. できます。電源オフの状態で「現在のハイスコアは0」という音声が聞こえるまで電源ボタンを約10秒長押しすると、すべてのスコアがリセットされます。ただし全モードのスコアがまとめて消えるので、わが家は息子が「ほかのハイスコアまで消えるのは嫌」と言うためリセットしていません。

