「こどものともって、実際どうなの?」「何歳から始めればいい?」「いつまで続けるもの?」
福音館書店の月刊絵本・こどものとも。安いし昔からあるし、気になってはいるけれど、月々払う価値があるのか——迷いますよね。
わが家は上の子が0歳のときに始めて、兄妹2人分で約6年続けました。そして今はやめています。
・始めた理由は「図書館が遠くて、絵本に触れる機会がなかったから」。教育熱心だったからではありません。
・6年で0.1.2 → 年少版 → 年中版 → こどものとも → ちいさなかがくのともとステップアップしました。
・息子が6歳のころに一度やめました。子どもが自分で図書館の本を選べるようになったからです。
・でも今、また再開を迷っています。娘が自分で文字を読めるようになってきたからです。
「今も続けています!おすすめ!」という記事ではありません。一度やめて、また戻ろうか迷っている——そんな正直な口コミです。だからこそ、迷っている方の役に立つと思います。
なぜ0歳から始めたのか|図書館が、遠かった
始めたきっかけは、教育方針でも知育でもありません。単純に、絵本に触れる機会がなかったからです。
当時のわが家の状況はこうでした。
- 絵本をたくさん読み聞かせたいという気持ちはあった
- でも当時は運転免許がなかった
- そして0歳児を連れていける範囲に、図書館がなかった
読み聞かせをしたくても、肝心の絵本が手に入らない。書店で毎回買うのは続かないし、何を買えばいいかも分かりません。「絵本が家に届く方法」を探していた——それがスタートでした。
いろいろ調べると、絵本の定期便は本当にたくさんあって、良さそうなものもいくつもありました。その中でこどものともを選んだ理由は、はっきりしています。
安価だったこと。そして昔から続いている、良質な絵本だったこと。
この2つだけです。奇をてらったものではなく、長く読まれてきたものを届けてくれる安心感がありました。
もし今、「近くに図書館がない」「小さい子を連れての外出がしんどい」という理由で絵本に困っている方がいたら、その入口としてはかなり良い選択だと思います。わが家がまさにそれでした。
6年間のコース遍歴|ステップアップが親も楽しい
6年のあいだに、こう移り変わっていきました。
↓
こどものとも 年少版
↓
こどものとも 年中向き
↓
こどものとも(年長〜)
↓
ちいさなかがくのとも
このステップアップが、実は読み聞かせをしている親のほうも楽しかったんです。
0.1.2は短くて分かりやすいお話。それが年少版、年中向きと進むにつれて、だんだん物語らしくなって、文章も長くなっていく。子どもの成長に合わせて、届く本のレベルが勝手に上がっていく——この感覚は、自分で選んでいたら味わえなかったと思います。
正直に言うと、コースを切り替えるときは毎回「もったいない」と感じていました。今のコースにも魅力的な本が来ているのに、それをやめて次に行くのか、と。でも進んでみると、次のコースにもちゃんと良さがあって、結果的にはいつも「進んでよかった」と思っていました。
「ちいさなかがくのとも」に変えた理由
最後のステップだけ、少し事情が違います。
息子が科学的なことに興味を持ち始めたのがきっかけでした。それなら「かがくのとも」がいいかな、と思って図書館で実物を見てみたんです。
ところが——思ったより難しかった。まだうちの子には早いな、と。それでひとつ下の「ちいさなかがくのとも」にしました。
これは実際にやってみて良かった判断でした。学年通りに選ばなくていいんです。図書館や書店で実物を見て、「これはまだ早い」「これならいける」と判断してから決めるのがおすすめです。
きょうだい2人なら毎月2冊。注意点は「送料も冊数分かかる」こと
ここは実際に契約してみないと気づきにくいところなので、詳しく書いておきます。
わが家は兄妹2人なので、それぞれの年齢に合わせて毎月2冊とっていました。上の子には上の子の年齢のコース、下の子には下の子のコース。同じ本が2冊届くのではなく、違う本が2冊届く形です。年齢がずれているぶん、内容もかぶりません。
さらに「ちいさなかがくのとも」を足していた時期は、毎月3冊になりました。物語系に加えて科学系も、という組み合わせです。
1冊ずつ別々の定期購読という扱いになるため、送料も冊数分。2冊なら2回分、3冊なら3回分です。
本体価格が安いぶん、送料の占める割合が意外と大きく感じます。ここは正直、始めるまで気づいていませんでした。
「1冊あたりは安いから」と思って始めると、きょうだい分・複数コース分で、思ったより金額が伸びます。申し込む前に「何冊とるか」と「その送料の合計」まで計算しておくのがおすすめです。
なお、6ヶ月・1年の一括払いというプランもあります。ただしわが家が使っていた限りでは、送料がまとめて請求されるだけで、支払う総額は月払いと変わりませんでした。「一括にすれば安くなる」わけではないので、そこは期待しないでおくのが正解です。支払いの手続きがまとまってラクになる、というメリットで選ぶものだと思います。(料金や条件は変わることがあるので、申し込み前に公式で最新の情報をご確認ください)
こどものとも 定期購読(福音館書店)
(6ヶ月・1年の一括払いも選べます/特典の有無は時期により変わります)
正直に:合わない本も、いくつもありました
いいことばかり書いても仕方ないので、正直なところを。
子どもに合わない本は、いくつもありました。届いても食いつかない、途中で飽きる、そもそも興味を示さない。毎月届くものですから、当然そういう号もあります。
ただ、わが家がそれを気にしなかった理由が2つあります。
① 上の子が読まなかった本を、下の子が好きだった
これは、きょうだいがいる家庭ならではの発見でした。上の子がまったく読まなかった本を、下の子が気に入って何度も読んでいる——そんなことが実際にありました。
1冊につき2回チャンスがあるということです。1人目で「ハズレ」と思った本が、2人目で当たることがある。取っておいて損はありませんでした。
② 後悔するような値段ではなかった
そしてこれが大きい。合わなかったときに「もったいない」と思うほどの値段ではないんです。
絵本を1冊書店で買えば1,000円以上します。それに比べると、こどものとも1冊分の負担はずっと軽い。だから「合わないときは合わないで、気にしない」と割り切れました。
これ、地味にすごく重要だと思っています。高い定期便だと「せっかく届いたんだから読みなさい」と言いたくなってしまう。安いからこそ、子どもに無理強いしないで済むんです。
【本音】6年でいったんやめた理由|子どもが自分で選べるようになったから
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
わが家は息子が6歳のころ、こどものともをいったんやめました。不満があったからでも、飽きたからでもありません。理由は2つです。
6年分。家に絵本が十分に貯まりました。
② 子どもが、自分から図書館で本を選ぶようになった
これがいちばん大きい理由です。
あんなに図書館が遠くて絵本に困っていたわが家の子どもたちが、今では自分で図書館へ行って、自分で読みたい本を選んでくる。
これはたぶん、小さいころに絵本に触れる機会があったからです。毎月届く本を当たり前に読んで育ったから、本が生活の一部になった。だから自分で選べるようになった。
つまりわが家にとってこどものともは、「自分で本を選べるようになるまでの橋」でもあったんです。橋を渡り終えたので、いったん役目を終えた——そう思っていました。そのときまでは。
「いつまで続ければいいの?」と迷っている方には、こう答えたいです。お子さんが自分で本を選び始めたら、いったん止めどきです。ただ——これで話は終わりませんでした。
(自分で選べるようになった今、図書館でどう選んでいるかは図書館の絵本の選び方|ズボラママ流・一つの棚だけ見る方法に書きました)
でも今、また再開を迷っています
ここが、今のわが家のリアルタイムです。
やめてみて、あらためて思ったことがあります。それは「いい絵本が多かったな」ということ。毎月届いていたときは当たり前に思っていましたが、届かなくなってみると、あの選書のよさが分かりました。自分で選ぶと、どうしても好みや知っているものに偏るんです。
そしてもうひとつ、大きな変化がありました。下の娘が、自分で文字を読めるようになってきたのです。
これまでは「読み聞かせてもらう」立場だった娘が、これからは「自分で読む」立場になっていきます。そうなると、必要な本もまた変わってきます。ちょうど次のステージに入るタイミングなんです。
だから今、また再開しようか本気で考えています。
定期購読は、やめても、また再開できます。
「一度始めたらずっと続けなきゃ」と気負う必要はありません。必要な時期に取って、要らなくなったら止めて、また必要になったら戻ればいい。わが家がまさに今、そうしようとしています。
「いつまで続けるか」を最初から決めておく必要はないんだな、というのが、やめてみて分かったことでした。
こどものともが向いている家庭・向いていない家庭
6年やってみて感じた、向き不向きです。
・近くに図書館がない/小さい子を連れての外出がしんどい
・何を買えばいいか分からない(選書を任せたい)
・きょうだいがいる(1冊で2回チャンスがある)
・合わない号があっても気にしないおおらかさがある
・図書館が近くて、いつでも好きなだけ借りられる
・届いた本を必ず読ませたい(合わない号でストレスになります)
・ハードカバーの名作を手元に揃えたい(別のサービスのほうが合います)
他社の定期便と迷っている方は、絵本の定期便(サブスク)比較|こどものとも6年の母が解説に主要サービスをまとめてあります。あわせてどうぞ。
まとめ:絵本が家にない家庭の、いちばん現実的な入口
- 始めた理由は「図書館が遠くて、絵本に触れる機会がなかった」から。教育熱心だったわけではありません。
- 選んだ決め手は安価であることと昔から続く良質な絵本であること。
- 6年で0.1.2 → 年少版 → 年中向き → こどものとも → ちいさなかがくのともとステップアップ。親も楽しい変化でした。
- 合わない本もいくつもありました。でも安いので気にせず済んだし、上の子が読まなかった本を下の子が好きになることもありました。
- 息子が6歳のころにいったんやめました。子どもが自分で図書館の本を選べるようになったから。
- でも今また再開を迷っています。やめてみて「いい絵本が多かった」と実感し、娘が自分で文字を読めるようになってきたからです。定期購読は、やめてもまた再開できます。
「絵本を読んであげたいけれど、手元に絵本がない」——そんな時期の家庭にとって、こどものともはいちばん現実的で、いちばん失敗の少ない入口だと思います。
こどものとも 定期購読(福音館書店)
(6ヶ月・1年の一括払いも選べます/特典の有無は時期により変わります)
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よくある質問(FAQ)
Q1. こどものともは何歳から始められますか?
A. わが家は上の子が0歳のときに「こどものとも 0.1.2」から始めました。赤ちゃん向けのコースがあるので、0歳からで問題ありません。近くに図書館がなくて絵本が手に入りにくい家庭には、特に向いている入口だと思います。
Q2. こどものともはいつまで続けるものですか?
A. わが家は約6年続けて、息子が6歳のころにいったんやめました。子どもが自分から図書館で本を選ぶようになったからです。ただ、やめてみて「いい絵本が多かった」と実感し、下の娘が自分で文字を読めるようになってきたこともあって、今また再開を検討しています。定期購読はやめても再開できるので、いつまで続けるかを最初から決めておく必要はないと思います。
Q3. 子どもに合わない本が届くことはありませんか?
A. あります。わが家も合わない号はいくつもありました。ただ、後悔するような値段ではないので「合わないときは気にしない」と割り切っていました。また、上の子が読まなかった本を下の子が気に入ることもあり、きょうだいがいると1冊で2回チャンスがあります。
Q4. コースは学年通りに選ぶべきですか?
A. 必ずしも学年通りでなくて大丈夫です。わが家は息子が科学に興味を持ったとき「かがくのとも」を図書館で見てみたら難しそうだったので、ひとつ下の「ちいさなかがくのとも」を選びました。実物を確認してから決めるのがおすすめです。
Q5. きょうだいがいる場合、送料はどうなりますか?
A. わが家は年齢に合わせて毎月2冊(ちいさなかがくのともを足した時期は3冊)とっていましたが、1冊ずつ別々の定期購読という扱いになるため、送料も冊数分かかりました。本体価格が安いぶん送料の割合を大きく感じるので、申し込む前に冊数と送料の合計を計算しておくのがおすすめです。なお6ヶ月・1年の一括払いもありますが、わが家の場合は送料がまとめて請求されるだけで、支払総額は月払いと同じでした。一括にすれば安くなるわけではない点にご注意ください(条件は変わることがあるので公式でご確認ください)。

