▼ 結論(先に言います)
・クイズ形式になるのは後半から。前半はふしぎな場面が続きます
・問題になる前から、年長の娘が当てにきました(3つ目くらいから)
・1問ごとに踊るので、なかなか先に進みません
・ど真ん中は5歳ごろから小学生。読むなら寝る前より日中です
こんにちは!読まされ母のにゆままです。
本日紹介するのは、読了後に不思議と元気が湧き出るユニークな絵本です。お子さんと一緒に読んでいると、親子でくねくね踊ってしまう、そんな一冊。
この絵本との出会いは図書館でした。本棚でタイトルを見た瞬間「なにこれ?」と思い、手に取ってパラパラとめくってみたらすぐにクスっとして、気づいたら借りていました。こういう偶然の出会いが図書館の醍醐味ですよね。気に入ったので、そのうち手元にも置きたいなと思っています。
『おどってる こまってる』のあらすじと基本情報(高畠那生)
本作では、くねくねと体をよじっている人物たちが次々と登場します。これらの人物が踊っているのか、それとも困っているのか、見ただけではまったく判別できません。
「踊る人」と「困る人」が交互に現れます。見た目が似ているというより、どちらともとれる動きをしているので、どっちなのか決められないんです。そして後半になるとクイズ形式になり、各場面について読者に判定を求めてきます。前半は、そういう場面が続くだけです。
高畠氏の絵は非常にダイナミックで、躍動感と困惑のエネルギーが全力で表現されています。見開きいっぱいに広がる絵の迫力は、それだけで笑いが出てしまうほどです。
年長の娘とふたりで読んだら、クイズになる前から当てにきました
この日は、娘とふたりで読みました。
3つ目くらいだったと思います。まだクイズになっていないのに、娘が「これ、困ってるやつ!」と当てにきました。そこからは、聞かれる前にどんどん答えます。「ちょっと待って、ちゃんと見てから答えて!」とたしなめながらも、その勢いがかわいくて(笑)。
その後、娘は困った表情の真似をしながら踊り始め、最終的にほぼすべてのクイズに正解していました。まさかここまで熱中してくれるとは思っていなかったので、内心かなり感動しました。
にゆママ1問ごとに踊るので、なかなか進みません
この絵本、読み進め方に特徴があります。1問答えて、ちょこちょこ踊って、また次のページを見る。その繰り返しでした。
テンポよく最後まで読み切る絵本ではありません。1問ごとに止まります。読み聞かせの時間としては、ふつうの絵本より長くかかります。
ただ、踊るところまでが、この絵本の遊び方なのだと思います。座って静かに聞かせる本ではありません。
にゆママ読んで気づいたこと
読み終わったあと、あることが頭に浮かびました。あくまで私の個人的な感想ですが、この絵本から「答えは本人に聞かないとわかりません」というテーマを受け取った気がしたのです。
見た目だけからは困っているのか、元気なのか、楽しいのか、辛いのか判断できません。でも聞いても良いのだ——そんなポジティブなことを感じました。
読み終わったあと、ふと自分のことを考えました。私、「困ってる」ってちゃんと言えているかな、と。
子どもには「どうしたの?」「何かあった?」と声をかけるのに、自分が疲れていたり行き詰まっているとき、ちゃんと口に出せているかな。顔に出ているのに「大丈夫」と言い張っていたり、「しんどいな」と思いながら誰にも言えずにいたりしていないかな。読み聞かせは子どもに何かを伝えるためにしているつもりなのに、絵本の方が先に私に語りかけてきました。
踊っているのか困っているのか、見た目だけではわからない。だから聞く、そして聞いていい——このメッセージは、子どもだけに向けたものじゃなかったんだと気づきました。
『おどってる こまってる』は何歳から?我が家の体感
我が家の体感では、クイズの「どっち?」が分かる5歳ごろから小学生までがど真ん中。うちの娘は3つ目くらいから聞かれる前に答えはじめて、ほぼ全問正解するくらい熱中していました。
ひとつだけ注意。読んだ後は高確率で踊り出すので、寝る前より日中向きです。体を動かしたくなるのも込みで、この絵本の楽しさだと思います。
こんな親子におすすめ
- 読み聞かせで親子で笑顔になりたい家族
- 「どちらだと思う?」と対話しながら読める本を探している方
- ユニークな絵本を好む5歳以上のお子さんがいる保護者
- 読後に身体を動かしたくなるような本を望む家族
特に5歳から小学生程度の読み聞かせに適しています。
最後に
困っていることも踊っていることも含めて全部笑えたら良いのではないかと思います。読み聞かせは完璧である必要はなく、「親子で一緒に笑えたら十分」という姿勢で、気楽に楽しんでみてください。子どもに向けた絵本なのに、読んでいるこちらが一番ハッとさせられた気がします。笑えるのに、ちゃんと心に残る。そんな不思議な力を持った一冊です。
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よくある質問
Q. おどってるこまってるは何歳から楽しめますか?
A. クイズの「どっち?」が分かる5歳ごろから小学生がど真ん中です。わが家は年長の娘と読み、3つ目くらいから聞かれる前に答えるほど熱中しました。
Q. 寝る前に読んでも大丈夫ですか?
A. 読んだ後は高確率で踊り出すので、寝る前より日中向きです。体を動かしたくなるのも含めて、この絵本の楽しさです。
Q. クイズは最初のページから始まりますか?
A. いいえ、クイズ形式になるのは後半からです。前半は「踊っているのか困っているのか分からない場面」が続きます。ただ、わが家の娘は問題になる前、3つ目くらいから勝手に当てにきていました。
Q. 読むのにどれくらい時間がかかりますか?
A. わが家はふつうの絵本より長くかかりました。1問答えるたびにちょこちょこ踊って、また次のページを見る、という進み方になるからです。ただ、家庭によってはテンポよく終わることもあります。
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